洞察力 弱者が強者に勝つ70の極意
宮本慎也
【第6章 指導 結果を出す指導者の言動】
[洞察58 部下は上司を観察している]
・広岡達朗さんが現役時代の守備を絶賛していたという水谷さんは、ノックを打つのが非常にうまかった。守備練習は反復練習の側面が強い。難しい打球ばかりを捕る練習をしても、決してうまくはならない。ゴロのバウンドにリズムを合わせることが重要なのだが、水谷さんの場合は、自然にバウンドが合うようにノックを打ってくれていた。
・数メートル先ではずませれば、最も良い形で捕球することができる。力加減を計算しながら打っていたのだろう。守備練習では自然と良い癖が身に付いていった。
・水谷さんは背番号「6」を着けた先輩でもあった。「宮本を何とか使い物にしよう」という思いは、選手の側にも伝わってきていた。
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