吉井理人コーチング論 教えないから若手が育つ
吉井理人
【第3章 目先でなく、トータル】
[投げないと肩が作れないというのは思い込み]
・日本の投手はブルペンで球数を投げすぎる傾向がある。肩を温めつつ、速球、変化球、フォーム、いろいろなところを確認しておきたいのだ。だいたい25球くらいかける投手が一般的だろうか。
私も個人的には投げすぎだと考えている。中には、球数を数えていないなどということも少年野球や中学野球ではあったりする。もちろん論外なのだが、監督やコーチも無責任すぎると思います。
・僕はリリーフ陣に対して「15球以内で肩を作って欲しい」とリクエストしている。
・日本では味方の攻撃が2アウトになると、投手がベンチ前でキャッチボールを始めるのが同じみの光景になっている。プロ野球に限らず、高校の甲子園大会でも目にする。次の回から交代で入る予定の内野手もやっている。〜だが、あれは本来ルール違反だ。プレー中の選手以外は一、三塁のコーチとネクストバッターズサークルで待つ次の打者だけしかグラウンド上にいてはいけない。
・いっそ日本も禁止すべきではと思う。そうすれば、子どものころから少ない球数で肩を作る習慣がつけられる。
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