吉井理人コーチング論 教えないから若手が育つ
吉井理人
【第4章 「個性」の見極め】
[チームはまず個性ありき]
・野球という競技はチームスポーツなのだが、僕は限りなく個人競技に近いスポーツだと思っている。2人の投手が同時にマウンドに立つことはないし、打席に立つのは常に1人だけ。基本は投手対打者、一対一の戦いだ。それぞれの個性が集まって、そのチームの色をつくっているチームであるべきだ。
強く共感します。
・チームカラーが先にありきで、個々がそれに合わせるのではない。それをはき違えている指導者、コーチは結構多い。個性を消して、まとまって勝とうとしてはいけない。個性をいかんなく発揮し、勝っていくことで、自然とチームがまと待っていくのが理想だ。
・個性を出すためには、個々が自分のことをよく知る必要がある。自分がどういうタイプの投手なのか、強みと弱みを理解しておく。
自己マネジメント管理。自己理解。これを選手にさせることが指導者の仕事。選手の個性を決めることが指導者の仕事ではない。
・その責任は捕手ではなく本人にある。自分のことをわかっていないから、指示任せになる。自分の持ち味を発揮できる配球は何か。それを理解している上で打たれるのなら問題はない。〜もしストレートを投げて打たれたら、自分の強みがまだ通用するレベルではないと悟ることができる。ならば自ずと、さらに速球を磨いたり、変化球の制球を磨いたり、理にかなった努力に向かうというものだ。
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