絶対エース 育成論
佐藤義則
【第1章 田中将大 闘将をして”24勝0敗を作らせた男”と言わしめた辣腕の全貌】
[なぜ左ヒザが割れると良くないのか]
・投手の基本ステップとして、まず”目標に真っ直ぐに踏み出す”。左足を着地する時に、キャッチャー方向につま先を真っ直ぐに向ける。投球動作の際に下半身が弱いと、身体を上手く支えることができないためにヒザが割れてしまうのだ。
・昔からピッチャーは「走れ、走れ!」と言われているが、走ることで鍛えた強靭な下半身が上半身を支えて快速球を生む。
下半身は走ることで鍛えるより、トレーニングで鍛える方が良い。野球選手が持久走をする必要はないと考える。
・ヒザが割れないようにするためには、基本的には左足のつま先が内側に閉じてなければならない。
・投球動作で、つま先がホームを向くが、先端が少し内側にずれる感じにして、この時ヒザが割れるのをスパイクの外側で踏ん張って我慢する。
・ステップ幅に関して言うと、基本は広い方がいい。広くなればブレが少なくなり、ボールを離す位置が安定するからだ。逆に狭いと余裕がある分、離す位置が定まらなくなる。ある程度、右足のヒザがついてきてくれるのであれば、ステップは広い方がいい。
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