絶対エース育成論
佐藤義則
【第2章 ダルビッシュ有 世界に誇る超本格派右腕と二人三脚で歩んで日々】
[ダルビッシュに叱ったこと]
・私は、21勝したことよりも、25完投したことのほうが今でも誇りである。そんなこともあってか、ダルビッシュは私に対して敬意を表するようになったと思う。〜私は、エースだろうが新人だろうが大ベテランだろうが、叱るときは間髪入れずに叱る。コーチが選手に気を遣って何も言えないことほど、滑稽なものはない。だが、コーチと選手との間に信頼関係を構築しない限り、どんなに叱ろうが、どんな良いアドバイスをしようが、“糠に釘”みたいなものだ。
・周囲も驚くほどおもいっきり怒鳴ってやった。外野のポール向こうに置いてあったペットボトルを、ランニングの本数が終わって待って帰ってきたところを、私がたまたま見ただけだという。それはすぐさま「ごめん、ごめん」と謝った。コーチといえども自分が間違っていたら謝る。そこに偉いだの年上だの関係ない。それは、人間としての基本だよな。
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