甲子園という病
氏原英明
【第六章 日本高野連にプレーヤーズ・ファーストの理念はあるのか】
・この数年、“プレーヤーズ・ファースト(あるいはアスリート・ファースト)”という…
・ケガの遠因に幼児期の投げすぎがあると危惧…
・「社団法人・アスリートケア」…
・ひとつは年間のスケジュールが詰まりすぎている…
・もうひとつの問題は、高校野球の大会の多くがトーナメントで行われている…
[甲子園を目指さないという選択]
まず、身体での負担が多いのは人数が少ないチームがトーナメントで勝ち進んだ時である。エースと呼ばれる投手一人で勝ち進むと負荷が偏り、怪我のリスクが上がります。
それ以外の負けているチームでのリスクとしては、人数が少ないにも関わらず毎週末に4試合こなしているチームです。スキルも積み上がらない。さらに、怪我のリスクも上がる。
そこで、甲子園を目指さないという選択肢を持てれば一番良いのですが、そうもならないのでどうしていけば良いのかを考えなければいけない。
・公式戦の数を少なくする。高校野球であれば5月ぐらいから3ヶ月ぐらいリーグ戦を通じて夏の全国大会の予選を行う。夏の大会は「スマートピッチ」を参考に球数制限を設ける。これで、夏の全国大会の価値が下がってくると思うが、それでも勝ちたいチームはチーム運営上、選手を各ポジションに複数人準備することが求められるだろう。
いずれにしても、ある選手に負担が偏ることが無いように野球界を変えていく必要はあると思います。
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