育てる力
栗山英樹
【第2章 『論語と算盤』とは何か】
[運の開拓は努力から]
・監督の最大の仕事は…
ここまでの道のりが一番大切なことは私も理解しています。しかし、ここまでくる道のりが一番大変なことも知っています。ここまでの道のりを外的要因で持って導ける指導力を持っている指導者を私は最大限に尊敬する。
だが、これは私の心理の裏返しでもあり、モチベーションは自分でしか管理できないと思っているのです。もちろん、環境要因で影響を与えることはできるが、限界がある。なので、選手と会話をしながら「自己マネジメント管理能力」を選手に身につけてもらい、モチベーション管理だけは選手自身に補完して欲しいと思っています。それか、メンタルトレーナーを自分で選んでつけるか。スキルトレーニングに関しては私が担います。
このように、野球も分業制を進めて行く時代にきていると思います。フィジカルトレーニングはATに。スキルトレーニングはスキルトレーナーに。選手のモチベーション管理はメンタルトレーナーに。チームでの選手起用方法・戦術面を監督に。他の領域に最大限リスペクトしコミュニケーションを取れることが大切だと思います。そして、全てのプロフェッショナルはチーム専属である必要はないと思いますし、必要がないと思います。
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