年明け前に練習会を開くことができました。
偶然でしかないのですが、3組の方から同じ時期に練習をしたいとの連絡をいただき、「どうせなら一緒にどうですか?」ということで世代を超えて同じ野球で練習しました。
3時間の練習で守備は30分程度(守備は打撃練習のためのアップ)。その後2時間以上は打撃練習。10代〜40代まで世代を超えて同じ硬式野球で汗を流しました。この環境が私にとってはとても心地よいのですが、同時に現状の野球界の課題も考えさせられる時間になりました。
この練習会は、それぞれがそれぞれの課題のために練習しているのですが、今日も日本中ではそうではない練習が続けられているのではないでしょうか?
[野球界の課題]
・野球について自分で考えられる選手が少ない。
・野球について考えてないから会話ができない。
・野球について考えてないから、もちろん質問ができない。
これは、学生を指導している時ほど感じます。なので、個人指導を望む傾向が高くなります。「メニューは全て任せるので、私をうまくしてください。」というスタンスです。
もちろん、これでもうまくなると思うのですが、果たしてこれで良いのでしょうか?私は、よろしくないと考えています。
なので、私は「個別指導」と「自主練習」を明確に分けていこうと考えました。
そして、今回の練習会はもちろん「自主練習」という位置付けです。なので、私が前に出て皆さんに指導するようなことはしません。むしろ、私も思考しながら、試行しながら自主練習をします。
この自主練習の時に一般的な野球指導現場で起こることは、
・何をして良いかわからない。自分の課題を理解していない。
・とりあえず、全て全力でやる(一生懸命するのは良いが、必死感を出すだけの全力ならいらないと考えていますし、故障のリスクが上がります)。
・隣の選手がしていること、意識していることに興味を持たない。質問ができない。
これは、上記にも書いた「考えられない選手」に見られる現象です。そして、日本の野球指導者はこれを求めていると思います。
・指導者の言うことを聞け!勝手なことをするな!→自分で考えるな。
・全て一生懸命やれ!全力でやれ!手を抜くな!
・練習中に私語をするな。喋るな。
このままでいいのでしょうか?そこで…
[2020年の目標①]
「自分で思考し、練習できる野球選手を増やす。」
個別指導でスイングのメカニズムや練習方法はいくらでも公開します。ですが、毎日私のところで練習できるわけではないので、それをそれぞれの環境で実践しなければいけません。しかし、多くの野球指導の現場はその自由がありません。なので「自主練習」の場も作っていきたいと思います。この2つを同時進行で進めることで野球人の底力を伸ばしていきたいと思います。
野球人よ思考し、試行しよう。
そのためには、チーム練習を抜け出して色々な選手と練習しよう。色々な指導者から学ぼう。
「脱メンバーシップ・脱チーム」日本の野球指導者は選手を解放しよう!「野球選手解放宣言」
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