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−全道大会優勝はマネージャーの人選からスタート−
[異例づくしの組織づくり]
菊池監督の頭にさっ先に浮かんだのは、マネージャーの人選だった。
「3年生のマネージャーに相談に行った時に、『チームを裏でまとめる人間が必要。お前は人を動かす能力もあるし、まとめる能力もある』と言われたことが決め手になりました」と先輩に背中を押されて、裏方に徹する覚悟を決めた。
マネージャーは「お世話ががり」ではない。
チームの組織として、マネージャーはチームをマネジメントする立場である。
私自身も、一番に教育するのはマネージャーである。かつ仕事量がかなり多いので「マネージャーが多すぎる」と悩む監督先生もいますが、正直10人ぐらい欲しいぐらいです。3学年で10人がベストです。
仕事の例としては、
練習メニューをキャプテンが聞きに来るチームは多いと思うが、私はGMに伝える。
打撃練習での打球の確率を出させる。ゴロ何%。フライ何%。空振り何%など。
トスバッティングのトスを上げる。
ノックを打つ。
ゲームでの統計数字をまとめる。
などなど、他にもたくさんありますが、激務です。なので、10名ほど欲しいのです。選手をリーチングさせるためにはそれぐらいの人数が必要になります。