非常識のすすめ 里崎智也
第4章 ボビー・バレンタインから学んだこと
【逆算のゲームマネジメント】
・「もし成瀬でタイにできたとしても、翌日は相手がダルビッシュなのだから負けるだろう。とりあえず目先を勝てば、なんとかなるという考えは勝つための作戦ではない」とボビーが言っていたという。日本人にはない考え方だと思った。
【ボビーとの口論】
・これは僕の16年間の経験則で得た考え方だが、投手は一人ひとり、速球が違えば、持ち球が違うし、技量が違う。それなのに、みんな横一線で一緒のことを求めたり、指示したりすることには無理がある。それをやらせるなら、最低限のスキルを身につけた上でなければ、意味はなくなる。
・ボビーの時代のロッテでは、そのケースではあらかじめキャッチャーはセカンドへ投げるのか、サードへ投げるのかが決まっていた。右打者ならばセカンドスロー、左打者ならサードスローだった。右バッターの時はセカンドに投げるので、「三塁手は動かなくてもいい」ということになっていた。
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