左バッターを科学する ベースボールマガジン社 編
第1章 NPBトップ選手の左バッター論
【筒香嘉智 5年間かけて作り上げたフォーム】
・「シンプルに打つためにフォームをどうしたらいいか、ここ5年くらいずっと考えてきました。・・」
【失敗を恐れずチャレンジしよう】
・ショートを守っていた友達も、ジャンピングスローしたり、弱い打球を素手で捕ってファーストに投げたりしていました。それで暴投しても監督は怒りま戦でした。
・基本を教えることも大事だとは思いますが、その基本とは何なのか?例えば、守備だったら日本の基本は「正面で捕る」ですけど、海外の基本はどうかと考えると、必ずしも日本でいう基本が正しい彼ではないですよね。海外にも悪いところはあるし、日本の野球にも素晴らしい部分がある。でも、変えていかなくてはいけないこともたくさんある。
私個人も日本における基本を常に再思考し続けています。良いところは継承し、悪いところは治す。これこそ基本だと思いますが、日本の野球界はそれがあまりないというところが悲しい。というか、日本社会全体がそのような雰囲気が漂っている。
筒香選手が幼いこと、「堺ビックボーイズ」に所属していたそうだ。堺ビックボーイズは日本としては珍しい取り組みを行っていて、アマチュア野球の特徴でもある一回負けたら終わりの”トーナメント”を否定的に捉えていて、リーグ戦を多く行っているボーイズチームだ。
ミスを怒ることより、してしまったミスを繰り返さないことを大切にしていて、素晴らしと思う。特に打撃に関しては7割を失敗するにもかかわらずミスが許されないということ自体が野球の競技特性とトーナメントとの相性の悪さを物語っている。
この考え方も含めて、日本の野球は変わる必要があると思う。
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