野球センスの極意
立浪和義
【はじめに】
・野球の世界で当たり前のように使われる、「センス」(sense)というキーワード。辞書で調べると、次の2項の意味と用語が書かれていた。1.物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的なセンスがある」「センスの良くない服装」「バッティングセンス」2.判断力。思慮。良識。「社会人としてのセンスを問われる」
・「野球センス」とは、マルチに優れた選手に与えられる称号のような気がする。そうした複合的な能力を構成する1つひとつには、後天的に身につくものも、意外と多い。
・プロ野球のセンスを感じさせるプレーを題材に、センスの後天的な磨き方などを掘り下げた。読者の方々が求める野球センスの習得に役立ててほしい。
まず、個人的な意見だが「運動センス」は小学生中学年ぐらいまでに育まれると思う。本書で、各プロ野球選手の小学生までの過ごし方を取り上げていたら良書だったということになるだろう。
しかし、「センス」の二つ目の意味である判断力についてはどのステージでも身につくと私も考えています。
あと、技術的なことで言えば、クローズドスキルの要素が多い技術に関してはある程度大人になった後でも伸びると思っています。しかし、クローズドなスキルなんで試合の中で十分にその技術が生かされるかどうがは小学生までのステージの過ごし方で決まると考えています。
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