「洞察力」58

洞察力 弱者が強者に勝つ70の極意

宮本慎也

【第5章 役割 自分の役割を見つけ、果たす】

[洞察53 それでも目指すべきは「主役」]

・練習試合などでは、他のチームの方に話しかけられる機会もあるが、保護者からはこんな質問を受けることが多い。〜「息子さんには宮本さんのような選手になってほしいと思いますか?」答えは全くの「ノー」である。

・どうして自分の息子にも、せっかくの打席でバントをしたり、あくせくと逆方向に打ったりしてほしいと願うだろうか。〜できることなら、ベンチからノーサインで「お前に任せた」と言われるバッターになった方がいい。ピッチャーならば、球速160キロを投げる圧倒的なエースになった方がいい。〜可能性があるうちは「脇役」ではなく、チームの「主役」を目指してほしいと思うのである。

小学校の低学年は体格の個人差が大きい時期だが、小柄でバットに振られてしまうような子供にも「ホームランを打つように練習させましょう」と声をかけている。〜たとえ今は体が小さくても、4・5年後には、身長が180cmに伸びているかもしれない。〜そうなった場合にコツコツと打つ練習ばかりをさせていては、選手としてのスケールが小さくなってしまう。〜指導者が選手の可能性を限定することで、将来性を奪うこともあるのである。

私の個人的な意見は、中学生までは成長段階でかなり差があるので、中学生段階の体格でその選手の役割を決定してはいけない。これは、指導者の責務であると考える。

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#野球 #baseball

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投稿者: 大林智也

新潟県内で「体修塾」という名で野球の個別指導をしています。 激しい変化の時代に、野球にどのような可能性があるのか、日々考えています。 そして、野球をplayすべての選手たちが「野球を楽しむ」ことができるように、変えていきたいと思っています。そのための、「個別指導」。これからの野球は個別指導・少人数練習が主流になります。このmind setを広げるために2016年から活動しています。 [経歴] 新潟県柏崎市出身 中学:柏崎リトルシニア 高校:新潟県立柏崎高等学校 大学:日本体育大学 体育学 学位 中高保健体育教員免許保持 大学院:上越教育大学大学院 教育学 修士 スポーツ心理学専攻 2019年まで学校現場で子供たちを指導してきました。2020年に独立。 選手としては五流。ですが、体育大学に入学できるほどスポーツ全般・運動が得意です。加えて、大学院までいき運動学の研究の分野にも関わっています。 ただ野球が上手いだけでない。 「野球」×「運動学」×「教育現場」×「研究」×「トレーナー」を掛け合わせ野球指導者です。 よろしくお願いします。 #体修塾 #個人指導  #ラプソード

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